「じぶんでできるよ!」そんな声が、最近の学童のあちこちから聞こえてくるようになりました。
新年度が始まって2か月、子どもたちは日々の生活の中で「自分のことは自分でやる」という意識を少しずつ身につけています。「次はこれをやる時間だよね」と、自分で気づいて行動する場面が増え、生活の中での自立が少しずつ育ってきています。
また、遊びや生活をする場所としての学童の空間にも、子どもたちは自然と目を向けるようになってきました。遊んだあとの道具を丁寧にしまったり、みんなで使うスペースを掃除したりと、施設を大切にする気持ちも少しずつ育っています。
「きれいにすると気持ちいいね」と話す子の言葉に、学童が「自分たちの場所」として根づいてきていることを感じます。
さらに、最近では異年齢の子ども同士の関わりも活発になってきました。上級生が下級生に遊びのルールを教えたり、「いっしょにやろう」と声をかけたり。学年の垣根をこえたやりとりの中で、思いやりや協力の姿も見られるようになっています。
こうした日々の中で、子どもたちは一人ひとりが自分の力を発揮しながら、仲間とともに育ち合っています。これからも、そんな成長の瞬間を大切に見守っていきたいと思います。
がくどう おおうち しょうへい

