お知らせ

「一流に触れる」行事で栗山龍太さんによる講演会を行いました。

2024.03.08

行事報告

 2月27日(火)に、本園がプロジェクトとして取り組んでいる「一流に触れる」の行事で全盲のシンガーソングライターの栗山龍太さんによる講演会を開催しました。

 事前に各クラスで、目が見えない世界を体験してみました。お友だちに、手を引いて誘導してもらいながら、目隠しをして何も見えないなかを歩きました。子どもたちからは「真っ暗で何も見えない!」「見えない所を歩くのって難しいな」という感想が聞け、全盲の世界を体験することができました。

 講演会では、栗山さんと一緒にいる盲導犬(アンジー)がどんなお手伝いをしてくれるのか、○×クイズをしたり、栗山さんが出版している本『見えないボクと盲導犬アンジーの目もあてられない日々』について、お話を聞いたりしました。

 また、栗山さんは、ギターで様々な歌を披露して下さいました。子どもたちにも馴染みのある「アンパンマン」や「ミッキー」等の演奏に、興味津々で聴く子どもたちの姿がありました。「おばけなんてないさ」や「にじ」では、ギターの演奏に合わせてみんなで楽しく歌うことができました。

 さらに、栗山さんが作曲された「アイスル魔法」は、「おもいやりの気持ち、やさしい心をもつ大切さ」を書いた曲で、栗山さんのやさしく温かい歌声が会場に響きわたりました。

 子どもたちからの質問では、「どうやって出かける時に靴の紐を結ぶんですか?」という質問が出ていました。栗山さんは「目が見えなくても練習すれば靴紐の蝶々結びは出来ちゃうんです。」と答えていました。

 講演会を通して、障がいがあっても歌を歌うことや社会貢献等、様々な活動に取り組む栗山さんの姿を見ることができました。そんな姿を見て子どもたちは、どんなことでも努力したり挑戦したりすることの大切さを学ぶきっかけとなりました。この経験から、困難にも立ち向かう強い勇気をもってほしいと思います。 

                                                                                                                                                                担当 鈴木南瑠美 山田莉子

講演会の様子

講演会の様子

各クラスでの全盲の体験

各クラスでの全盲の体験